<アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE):アルアハリ1-0(延長)町田>◇25日(日本時間26日)◇決勝◇サウジアラビア・ジッダ
初出場初優勝を目指したFC町田ゼルビアが、敵地で昨季王者アルアハリ(サウジアラビア)に延長戦の末に0-1で敗れた。
24年の横浜F・マリノス、25年の川崎フロンターレに続き、Jリーグ勢は3大会連続で準優勝となった。あらためて中東開催で中東勢を相手に勝つ難しさが浮き彫りになった。
黒田剛監督は試合後の会見でこう振り返った。
「今日は圧倒的なアウェーの中、選手たちには精神的なところ、メンタル、そして立ち上がりから相手にのまれないようにということで強いメンタルでスタートしました。本当に選手たちはよくやってくれたと思いますし、我々の戦略っていうものをしっかりと遂行し、無失点でいったことは本当に素晴らしかったなと思います」
後半23分にアルアハリDFハウサウィが小競り合いとなった町田FWイエンギに頭突きを食らわし、一発レッド。数的優位に立ったことで、町田に追い風が吹いたと思われた。しかし、そこはサウジアラビアが誇るメガクラブ。数的不利を感じさせない攻守だった。そこを踏まえて続けた。
「相手が1人少なくなった状況でやって、延長にも入りましたけども、何本かの惜しいチャンス、ゴールに迫るシーンもありましたけども、なかなか枠を捉えることができなかったという、ただただ難しい試合になったと思います。延長ではクロスボールからのセカンドボールを拾われたところからの失点ではありましたけども、その1本のクオリティー、そしてゴールに向かう相手の集中力っていうものがその1点を生み出したと思いますし、その1点が本当に近いようで遠い。そういった1点として我々のしかかってきたという印象です」
ただ敗れたとはいえ、3年前までJ2クラブだったことを考えれば、長足の進歩だ。
「FC町田セルビアはJ1昇格からまだ3年目のチャレンジで、このアジアのファイナリストになれたことをうれしく思いますし、またこうして素晴らしいゲームをやってくれたアルアハリのスタッフと選手の皆さんにも心から感謝と敬意を表したいと思います。そして日本でファン・サポーターがパブリックビューイングを通じて応援してくれたり、または現地に足を運び、この圧倒的なアウェーの中でも声を切らさず応援してくれたことに本当に心から感謝を申し上げたいと思います」
人一倍負けず嫌いの指揮官は敗れた悔しさは胸の奥にしまいこみ、相手選手やチームスタッフ、応援してくれたファン・サポーターへの謝辞を述べた。