【東京】“鉄人”長友佑都2カ月ぶり実戦復帰で躍動「東京ダービーに勝ってからW杯を語りたい」

東京対千葉 後半、左サイドから上がる東京長友佑都(撮影・たえ見朱実)

<明治安田J1百年構想リーグ:東京0-3千葉>◇6日◇EASTグループ◇第15節◇味スタ

日本初のワールドカップ(W杯)5大会連続出場を目指す東京のDF長友佑都(39)が、約2カ月ぶりに実戦復帰した。

ホーム千葉戦の後半25分から途中出場。3月14日の水戸戦で負った右ハムストリング肉離れによる離脱から9試合ぶりにピッチに立った。6月11日に開幕するW杯北中米大会の日本代表メンバー発表が15日に迫る中、土壇場で回復。チームは0-3で敗れたものの、ベテランはカムバックを遂げた。

   ◇   ◇   ◇

鉄人が間に合わせた。後半25分、長友がピッチ脇に立つ。右足、左足。そして太もも裏を伸ばして、負傷部位の感触を確かめた。ピッチに入ると、大歓声に左手を挙げて応える。「本当はもう少しリハビリ(に時間)がかかるけがだった。想定以上に早い復帰ができた」と喜びをかみしめた。

5度目のW杯へ暗雲が漂っていた。3月14日の水戸戦。ボールを追った際、右脚を押さえて座り込んだ。大舞台の開幕まで3カ月を切った段階で痛手に見回れたが、歴戦のベテランは冷静だった。欧州の一流選手を参考に歩き方から見直した。「焦りはなかった。根拠はないけど自信は揺らがなかった」とリハビリに励み、復活への道を歩んだ。

53日ぶりの実戦。タックルを振り切り、代名詞の左足クロスを上げる場面もあった。「思っていた以上にやれた。脚は問題ない」と振り返った。ただ、交代から3分後に、こぼれ球に反応できず失点。「責任は感じる」と悔やんだが「けがなく復帰できたのはポジティブ。ここから上がる一方なので」と自信を見せた。

メンバー発表は9日後。日本代表の森保監督が負傷者について「発表前にプレーしているところを見たい」と明言していた中、前提条件に滑り込んだ。その前に10日の東京V戦に臨む。「やるべきことをやってきたので、あとは発表を待つだけ。東京ダービーに勝ってからW杯を語りたい」。日本人の最多出場は自身の4回。「長友佑都」が呼ばれて5度目に伸ばす時を、静かに待つ。【飯岡大暉】

【百年構想リーグ】FC東京長友佑都久々出場で好機演出! 町田2発快勝/スコア詳細