<明治安田J2・J3百年構想リーグ:仙台1-0甲府>◇プレーオフラウンド第1戦◇30日◇ユアスタ
ベガルタが17年ぶりのタイトルに王手をかけた。EAST-A首位のJ2ベガルタ仙台が、EAST-B首位のJ2ヴァンフォーレ甲府に1-0で勝利し、優勝決定戦へと駒を進めた。後半10分にDF菅田真啓(28)の右足で先制点を奪い、クリーンシートで1点を守り抜いた。
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前半をスコアレスで終えた後半10分。仙台はペナルティーエリア右前からのFKに、キッカーMF武田英寿(24)がダイレクトにゴールを狙い、ポストにはじかれるも最後は菅田が決めた。「(武田が直接)狙う感じがあったので、こぼれを狙う感じで」と、菅田の読み通りになった。「硬い試合になると分かっていた。セットプレーで決められれば楽かなと思っていて、決められて良かった」と、手荒い祝福を受けた。
今特別リーグを通し、チャレンジと成長を積み上げ、グループを首位通過。菅田は「結果にこだわる部分が出てきた」と、練習中から1人1人の意識の変化も感じ取っていた。勝てば王手、負ければ優勝を手放す大事な1戦を控え、「自分が言わなくても分かっていますし、今日の試合に懸ける、と」。既に奮い立つ仲間の背を押した。
特別リーグ参加40チームで失点が2番目に少ない甲府に対し、優勢を保ち相手の9本を上回る13本のシュートで果敢に攻めた。好機を与えるも耐えしのぎ、虎の子の1点を守り切った。森山佳郎監督(58)も「2点目を取れれば言うことなしでしたが、1点をみんなで必死に守り切ったのは僕ららしい。ハードワークして決勝のチケットをゲットできたことは非常に良かった」と、手応えを示した。
価値ある白星で09年のJ2リーグ優勝以来、17年ぶりのタイトル獲得へあと1勝に迫った。「このシーズンを戦ってきたものを出さないといけない」と菅田。頂点だけを見つめ、集大成を見せる。【高橋香奈】