【高校サッカー】静岡学園Vで全国切符 小田切颯佑1G1A 指揮官「もっと成熟度上がる」

静岡学園対浜松開誠館 2年ぶりの王座奪還に歓喜する静岡学園の選手たち(撮影・前田和哉)

<静岡県高校総体サッカー:静岡学園2-1浜松開誠館>◇7日◇男女決勝◇エコパスタジアム

男子は静岡学園が2年ぶりの頂点に立った。前回王者の浜松開誠館に2-1で勝利。DF小田切颯佑(3年)が1得点1アシストの活躍を見せ、チームを全国総体(7月25日開幕、福島)へと押し上げた。女子は藤枝順心が、MF野本心菜(2年)の2得点などで常葉大橘に4-1で快勝した。同校は全国総体出場(上位2校)を懸けた東海総体(20日開幕、静岡)に出場する。

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静岡学園が王座奪還を果たした。最後は押し込まれる時間帯を耐え、1点のリードを守って終了の笛が鳴った。足立羽琉主将(3年)は「うれしい。全国に行けることに意味がある。本当にうれしい」。試合を通して降り続いた雨は、歓喜のシャワーに変わった。

DF小田切が道を切り開いた。0-0の後半3分。左サイドのライン際で獲得したFKにボールをセット。角度のない位置だったが、迷わず直接狙った。「雨が降っていて滑ることもある。GKの立ち位置も少し前に出ていたので、とにかく速く低いボールを意識した」。左足から放たれた言葉通りの低く速い弾道の一撃は、GKの手を弾いてニアサイドを射抜いた。

川口修監督(52)も「みんなが中に(クロスを)入れてくると思っていた中で彼だけ狙っていた。素晴らしい」と称賛した、技術、駆け引きが詰まった今大会初得点で貴重な先制点をもたらす。同6分には決勝点となる2点目も演出と、全得点に絡んだヒーローは「一番大事な試合で決められて良かった」と喜んだ。

今大会、チームは5試合26得点とゴールを量産した。指揮官は「日本一になった時のように、どこからでも点が取れる。積み上げていけば、もっと成熟度は上がる」。その成長ぶりを、鹿島MF松村優太(25)らを擁して全国選手権優勝を成し遂げた世代と重ねる。

足立も「まだ足りない。全員でもっと(チーム力を)伸ばしていきたい」と全国総体を見据え、意欲的に語った。新人戦に続く県2冠は通過点。さらなる進化を目指し、夏の大舞台に乗り込む。【前田和哉】