【福島】最終戦白星にカズも"わらじ踊り"で笑顔 「選手層を厚くするところは一番の収穫」監督

福島対琉球 試合前練習開始前にサポーターへあいさつをするJ3福島カズ(撮影・高橋香奈)

<明治安田J2・J3百年構想リーグ:福島1(5PK4)1琉球>◇19日◇プレーオフラウンド第2戦◇とうスタ

ラストマッチを白星で飾った。J3福島ユナイテッドFCがJ3琉球にPK戦の末勝利し、ホームで迎えた最終戦を3連勝で締めくくった。先制を許すも、後半45分にPKを獲得し、FW樋口寛規(34)が決めて1-1で延長戦に突入。延長戦はスコアレス、6人目まで及んだPK戦はGK安西駿(26)の好セーブで決着した。最終順位40チーム中、33位で特別リーグのハーフシーズンを終えた。J3の新シーズンは8月に開幕する。

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福島は先制を許しながらも、土壇場で追いついた。延長戦でも決着はつかずに迎えたPK戦。6人目のキッカーが放った正面へのシュートをGK安西がはじき返し、勝利をつかんだ。「まさかPK戦までいくと思っていませんでしたが、勝ちで締めくくれてよかった」。試合後には、スタンドのサポーターへ感謝。この日先発出場をしたカズもお決まりの"わらじ踊り"で笑顔を見せた。

J2昇格を目標に掲げる福島にとって、上位カテゴリーとの対戦もある今特別リーグは経験値を積む絶好の舞台だった。カズの加入も刺激となる中で、開幕からJ2相手に洗礼を浴び、失点はグループ最多だった。守備を課題にしていたが、寺田周平監督(50)は「序盤は攻撃のところでチャレンジすると選手たちに共有していました」と、攻撃的サッカーの軸はぶらさなかった。

グループラウンドは6勝(うち2PK勝)、12敗(うち2PK敗)と大きく負け込んだが、3連勝で締めくくり「攻撃のビルドアップ、守備のところも修正できてたできた」と手応えを得たハーフシーズンだった。

GKは4人をローテーションで起用するなど、多くの選手を起用し底上げを図った。寺田監督は「選手の層を厚くするというところでは一番の収穫かもしれません」とうなずいた。

このハーフシーズンを糧に、8月に開幕するJ3リーグでの飛躍を誓う。「(開幕戦の)甲府戦の時に比べるとチームがものすごい成長したなと実感をしています。来季でのJ2昇格という最大の目標を常に言いながら、このリーグも戦ってきたので、なんとしてでもこの成長をつなげていきたい」と力強く前を見据えた。【高橋香奈】