【G大阪】明神智和新監督が就任会見 「勝つことが一番。そのために自分の全てを捧げたい」

監督就任会見を行ったG大阪の明神智和新監督

ガンバ大阪は21日、パナソニックスタジアムで18日に新指揮官に就任した明神智和監督(48)の記者会見を行った。

会見には明神新監督と水谷尚人社長(59)、三上大勝フットボール本部長(54)が参加。新指揮官は「この偉大なチームの指揮を執れるということをすごくうれしく思っています。(監督の)経験がないとかそういう話ももちろんあると思いますけど、自信がなければこの場に座っていません。1日1日を大事にして、素晴らしい仕事をして、いいチームを作り上げたい。チームが勝つことが一番だと思っているので、そのために自分の全てを捧げたい。熱い試合、見ている人が熱狂するような試合をしたい」と意欲を語った。

G大阪では今年の明治安田J1百年構想リーグから指揮を執っていたイェンス・ビッシング監督(38)が6月からサウジアラビアメディアなどに同国1部アルイテハドの監督就任が報じられ、5日から行われたオーストリアキャンプには参加せず。今月6日に海外クラブとの契約に向けた手続きのためチームを離脱すると発表され、10日には明治安田J1百年構想リーグをもって退任すると発表されていた。同時に、アルイテハドからも監督就任が公表された。ハリー・プファルコーチ、ティモ・ローゼンベルグフィジカルコーチも同時に退任するという事態となっていた。

三上本部長は前任者を選定した際のリストや、今回新たに売り込みがあった指導者も含めて選定を進める中で、キャンプで暫定指揮を執っていた明神監督とも面談を実施。新シーズンに向けたテーマとされた「両ゴール前でどれだけ再現性を高くできるか、そのためにどのようなアプローチをするべきか」についても議論し、「それに対するアプローチ方法及び僕が想像していたもう1個上の展開のところまで、明神コーチから当時聞くことができた」と評価を高めたという。これにより「百年構想リーグにやっていたものからプラスアルファを実現でき、短期目標であるACLE出場を決めた上での4つのタイトルの中で、11個目のタイトルに近づくのではないかという考えに至った」と、新監督への就任打診につながったことを説明した。

明神監督は柏レイソルの下部組織から96年にトップチーム昇格。00年にはベストイレブンに選ばれ、U-23日本代表や日本代表にも選出。同年のシドニー五輪、02年W杯日韓大会に出場した。06~15年にはG大阪でプレーして08年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇や14年の3冠達成に貢献。19年にJ3長野パルセイロで引退後は、G大阪のアカデミーでコーチを務め、昨季からトップチームのコーチとして指導していた。

24年にS級ライセンス(現Proライセンス)を取得した際に「選手に選ばれる監督になりたい」と話していた元日本代表は、今回の監督就任にあたり「選手が最大限力を発揮できるポジションだったり、タイミングだったり、そういうところを見ることは自分の強みだと思っている」と、これまでの指導者経験で積み上げてきたものを生かす考えを口にした。8月7日の開幕まで残された時間はないが、選手からの信頼も厚いレジェンドが、G大阪を再び常勝軍団に導いていく。【永田淳】