ヴィッセル神戸に加入したMF高橋壱晟(28)が、新天地での活躍を誓った。
28日にジェフユナイテッド市原・千葉からの完全移籍が発表され、30日は神戸市内の和田神社での必勝祈願に参加。「僕にとって挑戦つもりで来ているので、覚悟を決めて頑張りたい」と力強く口にした。
青森山田高では、1学年下の神戸MF郷家友太(27)らとともに全国制覇。17年に加入した千葉に今夏まで所属(18年はJ2山口、19年はJ2山形)し、25年には千葉のJ1昇格に大きく貢献した。J2優秀選手にも選ばれるなど中心的な役割を担っただけに、簡単な決断ではなかったと思われるが「僕が成長するために必要な選択をしたということ」と、短い言葉で覚悟を示した。
元々は中盤の選手だったが、近年は右サイドバックとして飛躍。クラブからは「MF」として発表されているが、それはあくまで前所属に合わせたもの。「中盤はもう3年ぐらいやっていないので、基本的にはサイドバックで」と、神戸でも同じポジションで勝負するつもりだ。
この日の練習から一部合流したばかりで、戦術的なメニューにはまだ加わっていないというが「ビルドアップは僕の特長としている部分だと思うので、そこは出していきたい」と意欲。「質の高い選手が多くて、そのクオリティーで他のチームを圧倒している」という印象を持っていた神戸の中でも存在感を示していくことを約束した。
プロになる前には日本一を経験しているが、プロの舞台では未経験。25年のJ1昇格も、昇格プレーオフの末に勝ち取ったものだっただけに“1位”へのこだわりは強い。「タイトルはプロになってから取ったことがないので、その一員になれたらいいなと思っている」。国内3つとアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)制覇の4冠を目指すクラブの中で、得点力も持ち合わせる新戦力が右サイドから新たな風を吹かせる。【永田淳】