【横浜】開幕戦で初ゴールの16歳三井寺眞「サッカーを楽しみたいのが一番」注目ファンタジスタ

清水戦に向けてメディア取材に応じる横浜MF三井寺眞

16歳4カ月5日でJ1開幕戦に先発デビューし、初ゴールまで決めた横浜F・マリノスMF三井寺眞(みいでら・しん)が13日、次節15日の清水エスパルス戦(アイスタ)に向けて意欲を口にした。

13日、横須賀市内でのトレーニング後にメディア取材に応じ、「(清水戦に)出たらチームのためにハードワークをするっていうのを大事にしていきたい」と誓った。

8月7日の開幕戦、昨年王者の鹿島アントラーズを相手に鮮烈なデビューを飾った。

先制点に始まり、チームの全3ゴールに絡む大活躍。加えて2点目につながる場面では後方からのロングボールを左足のアウトサイドを使ってワンタッチで浮かせ、ボールを奪おうと詰めた相手DFを巧みにいなして国立の観衆を沸かせた。

そんな16歳の注目のファンタジスタは、慢心することなく自分の足もとを見つめている。

「まだ自分は1試合しか出ていなくて、それとやっぱり前節は自分には(相手の)対策もなかった。ここから活躍できる選手というのは、対策されてもゴールだったり、チャンスを作れる選手だと思う。そこは自分も意識していきたい」

鹿島には3-4と逆転負けを喫した。暑さもあって三井寺も右足をつり、後半16分で交代となった。チームも3-1とリードしていたが、終盤に鹿島の猛反撃を食らい、3連続失点でのまさかの敗北だった。

「自分としても悔しかったですし、60分で切れたので。やっぱり今後はその時間を長くしていって、フルタイム走りきれるように体力だったり、フィジカルを付けていければいいと思っています」

そして今季はチームが上位進出を目指しているからこそ、自らの視線も高くなる。アウェーとはいえ、続く清水戦では今季初勝利となる勝ち点3の奪取をもくろんでいる。

「今年はもう優勝しか目指していないので、初戦を落としたのは痛かったですけど、それをひきずらないで、次の清水戦から勝ちを続けていけるようにできたらなって思います」

見ている人をワクワクさせたい、楽しませたいという思いが強い。それはサッカーを始めた幼少期から持ち続けている大事にしている部分だ。だからこそ、頭に浮かんだイメージに体が鋭く反応する。

「やっぱりサッカーを楽しみたいっていうのが一番にあるので、そこはブレずにやっていきたいと思います」

世間の注目度は高まるが、当の本人はいたって冷静。大きなことは一切口にしない。日々のトレーニングに黙々と励み、試合に向けた準備を着々と進めている。【佐藤隆志】