<明治安田J1:京都1-3水戸>◇22日◇第3節◇サンガS
水戸ホーリーホックに今夏期限付き移籍で加入したMF舩橋佑(24)が、2アシストでクラブのJ1初勝利に大きく貢献した。
前半17分にこぼれ球に反応して右足でシュートを放つと、これがDF真瀬拓海(28)に当たってコースが変わって先制点に。同31分には左CKからDF木本恭生(33)のヘディング弾をお膳立てした。「勝たせる選手にならなきゃいけないっていうのは移籍してきて思っていたし、その中でアシストでもゴールでも結果でチームに貢献したいと思っていた。欲を言えばゴールを取りたかったですけど、アシストという形でチームを勝たせられたのは良かった」と結果に胸を張った。
チームの1点目は、真瀬にゴールを“横取り”される形にもなったが「真瀬くんのゴールなので、素直におめでとうと言いたい(笑い)。頑張って走っている選手なので、それが運にもつながったと思う」とチームメートのハードワークをねぎらった。
京都サンガF.C.のランコ・ポポビッチ監督が鹿島を指揮した24年は、不遇のシーズンとなった。前年にはリーグ8試合に出場していたが、2月の開幕からポポビッチ監督が解任された10月まで、リーグではベンチ入りすらできなかった。それだけにこの試合に懸ける思いは強かった。「すごく悔しい思いしたから、絶対に勝ちたかった。とりあえず勝てて本当に良かった。『ありがとう』と伝えたら『おめでとう』と言ってくれたので、一つ区切りですね」。多くは語らなかったが、勝利をもたらす選手に成長した姿を見せられたことに、手応えを得た様子だった。
開幕から3戦連続で先発起用され、チームの中での存在感は増すばかり。「既存選手とか新加入とか正直関係なくて、水戸の選手として求められることをやることが重要。その中で今日は僕とヤスくん(木本)でセットプレーから(点を)取って、新しい風を吹かせられたのは良かった」。背番号20の24歳は、ここからもJ1初挑戦の水戸に欠かせない選手となる。【永田淳】