セルビア1部レッドスター・ベオグラードへ完全移籍したDF中山雄太(29)が30日、所属元のFC町田ゼルビアを通じて、今回の移籍についての声明を発表した。
コメントは次の通り。
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この度、FC町田ゼルビアを離れ、海外へ挑戦することを決めました。
この決断に迷いはありませんでした。
今いる環境や町田で積み上げてきたものを考えれば、ここに残るという選択もあったと思います。それでも今の自分にとって、今回が海外へ挑戦する最後のチャンスだと思い、このタイミングで挑戦することを決めました。
日本に帰ってくる時、これまで積み上げてきたものを一度壊し、もう一度自分自身を再構築しようと決めました。
その中で選んだのが町田でした。町田に来た理由も挑戦するためです。
このクラブでサッカー選手としても一人の人間としても多くのことを学び、経験することができました。藤田社長、チームメイト、スタッフ、関係者、そしていつも熱く応援してくださったファン・サポーターの皆さんに支えていただき、今の自分があります。
そして何より、今回の自分の決断を理解し海外への挑戦を送り出してくださったFC町田ゼルビアには本当に感謝しています。
この挑戦を応援し、背中を押してくれたことはこれから先も決して忘れません。
今回の海外挑戦は、町田で再構築した自分をここで得たものとともにさらに進化させるための挑戦です。
僕の人生は挑戦です。現状に満足することなく自分の目標に向かって、その時に必要なプロセスを一つひとつ進んでいきます。
町田で過ごした時間や出会えたすべての人、そしてここで得た経験はこれから先も僕の大切な財産です。
本当にたくさんのものを与えてもらいました。
心から感謝しています。
この感謝を胸に次の場所でも自分らしく挑戦し続けます。
FC町田ゼルビアに関わるすべての皆さん、本当にありがとうございました。
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中山が再び欧州という厳しい舞台にチャレンジする。2年前に町田に加入する際、クラブ側と中山の間で約束があった。
原靖フットボールダイレクターが言う。
「(町田に)入る時に、もう1回ヨーロッパへ行くチャンスがあったら行かせてほしいと。(町田には)0円移籍ですから(違約金は)高く設定しないで、出やすいようにしてください、その代わりに身を粉にしてチームを勝たせますからって約束があった。(中略)町田のために2年間来てくれて、しっかり天皇杯優勝だとか、ACLE(準優勝)とか頑張ってくれて、かつ約束を果たしてくれた。雄太が約束を果たしてくれたから、俺も言うことを聞くしかないよなという感じでした」
町田は今季リーグ初優勝を目標に掲げ、その先のアジア王者を見据えていた。その上で中山は大事な戦力であり、移籍してほしくはなかった。
しかしクラブも「約束」を守った。中山の希望を受け入れ、労いの言葉を持って送り出した。そんな配慮に対する感謝の言葉が、今回発表された中山の言葉にはあふれていた。【佐藤隆志】