高円宮杯U-18サッカープリンスリーグ東海が、約2カ月の中断期間を経て9月5日に再開する。
リーグ前半戦を終えて、参加10チーム中9位と低迷する藤枝明誠は、同校グラウンドで4位の浜松開誠館と戦う。反撃を期す後半戦。その初戦を勝利で飾るべく、成長著しいFW久保山泰牙(3年)がチームをけん引する。
◇ ◇ ◇
“再出発”の白星をもたらす。ホームに4位浜松開誠館を迎えるリーグ再開戦を前に、藤枝明誠FW久保山は得点への強い意識を口にした。「前半戦はチームとしても、個人としても点が取れなかった。この中断期間の成長を見せるためにも、結果、数字にこだわってやっていきたい」。
開幕からここまで9試合のうち7試合でピッチに立ち、2得点にとどまる。「全然、足りない」。危機感を抱きながら迎えた夏前に1つの転機を迎えた。それまで一筋だったFWだけでなく、サイドや1・5列目の位置でも出場。「前を向いたプレーが増え、ゴールに向かえるようになった」と手応えをつかんだ。
課題だった消極的な姿勢が消え、50メートル6・2秒の足を生かした強み「背後への抜けだし」が機能する。夏休みに臨んだ「裏インターハイ」とも呼ばれるCC杯でハットトリックを決めるなど、徐々に結果も出始めた。「自分の特徴を出せるようになってきた感覚はある」。松本安司監督(57)も「この夏で本当に成長した。後半戦の鍵になると思っている」と期待する。
現在チームは1勝2分け6敗の勝ち点5で9位と、開幕から苦しい戦いを強いられている。久保山は「前半戦の2点を含めて2桁得点は取りたい。残留も懸かっている。それぐらい取らなければいけない。勝って良いスタートが切れるように、浜松開誠館戦から意識していきたい」と言った。
巻き返しを狙う後半戦が始まる。その1歩を勝利で踏み出すべく、果敢にゴールへと向かう。【前田和哉】
○…共同主将の1人、DF堀圭登(3年)は戦列復帰を目指して懸命にリハビリに励んでいる。6月下旬に右足の第4中足骨を骨折。全治2~3カ月と診断された。現在はランニングができる程度に回復。184センチの長身で、最終ラインの統率役としても欠かせない守備の要は「少しでもチームに貢献できるように、できる限り早く治してピッチに戻りたい」と話した。