セレッソ大阪DF登里享平(35)が9日、育成年代向け才能発掘プラットフォーム「nobori path」を始動したと発表した。
選手自身がプレー動画を投稿することで、全国の指導者やスカウト関係者に自身のプレーを届け、新たな出会いや挑戦の機会につなげることを目指すサービスを展開していく。
テーマは「才能に、地域や環境の壁をつくらない」。地域や所属チーム、活動環境などによって生まれる「才能を見てもらう機会」の格差を減らし、一人ひとりの選手が自分の可能性に挑戦できる環境づくりを目指していく。
日本各地に高い能力や大きな才能を持ちながら埋もれているという問題意識から、サービス発足に至った。プレー動画を世界中に発信できる時代だからこそ、地域や環境の格差をなくすために、新プラットフォームを準備する。
大阪府出身、香川西高校を経て川崎フロンターレでプロ入りした登里は「地域や環境に左右されることなく、一人ひとりの才能や努力が、より多くの人に届く機会をつくる。それが、このサービスの役割だと考えています。日本には、まだ見つかっていない才能や、未来のスターとなる可能性を秘めた選手がたくさんいます。そんな選手たちが、自分に合った指導者や環境と出会うことで、日本サッカー全体の未来も変わっていくと信じています」などとコメント。「未来のスターは、ここから発掘される。あなたの才能を、届けよう」と呼びかけた。
今後は、全国のクラブチーム、中学、高校、大学など育成年代の指導者やスカウト関係者との連携を強化し、より多くの選手に新たな出会いと挑戦の機会を届けられる環境づくりに取り組んでいく。プロサッカー選手のセカンドキャリア支援を目的とした機能や仕組みの実装も予定しているという。
登里のコメント全文
私は高校卒業後、プロサッカー選手になるチャンスをいただき、多くの方々のサポートをいただきプレーしてきました。本当に感謝しつつ、今もプレーしています。
振り返ってみると、素晴らしい指導者との出会いや、自分を見つけてくれたスカウトとの出会いなど、まるで奇跡のような出来事の連続でした。本当に運が良かったと思います。
そして、自分に合った指導者や環境と出会えたことで、成長するスピードが変わり、未来が大きく変わりました。
もちろん、プロサッカー選手になれるのはほんの一握りです。厳しい競争の中でチャンスをつかむためには、自分自身の努力が欠かせません。
でも、どれだけ努力を重ね、どれだけ才能があったとしても、その努力やプレーを「見てもらう機会」がなければ、次のステージへ進むことは簡単ではありません。
だからこそ、選手が評価される機会そのものを増やすことができれば、夢をつかめる可能性も大きく広がるのではないかと考えました。
全国には、実力がありながら、地域や環境の違いによってスカウトの目に触れる機会が限られている子どもたちがたくさんいます。
「地方だから見てもらえない。」「強豪チームじゃないから目に留まらない。」「経済的な理由で遠征やセレクションに行けない。」
そうした理由によって、才能や努力が埋もれてしまうのは、とてももったいないことです。
どこにいても、自分のプレーを届けられる場所があれば。
日々努力している姿を、誰かが見つけてくれるきっかけがあれば。
その一歩が、子どもたちの未来を大きく変えるかもしれません。
そのような思いから生まれたのが、『nobori path』です。
地域や環境に左右されることなく、一人ひとりの才能や努力が、より多くの人に届く機会をつくる。それが、このサービスの役割だと考えています。
『nobori path』は、私一人の力だけで完成するものではありません。
選手、保護者、指導者、スカウト、そしてサッカーを愛するすべての方々とともに、より良いサービスへと育てていきたいと思っています。
日本には、まだ見つかっていない才能や、未来のスターとなる可能性を秘めた選手がたくさんいます。
そんな選手たちが、自分に合った指導者や環境と出会うことで、日本サッカー全体の未来も変わっていくと信じています。
日本代表が掲げる「FIFAワールドカップ優勝」という大きな目標。
その未来を担う選手が、『nobori path』から生まれることを願っています。
私自身、これまで多くの方との出会いに支えられ、さまざまなチャンスをいただきながら、夢を実現することができました。
次は私が、その「チャンスを届ける側」になりたい。
努力している子どもたちが自分の可能性を信じ、夢に向かって挑戦し続けられる環境をつくりたい。
「才能に、地域や環境の壁をつくらない。」
それが、『nobori path』の理念です。
地域や環境の壁を越え、
子どもたちの才能を届ける。
未来のスターは、ここから発掘される。
あなたの才能を、届けよう。
登里享平