全国高校サッカー選手権静岡県大会の1次トーナメントが19日に開幕する。科学技術は8強入りした昨年度の“再現”を目指す。MF興津徹主将(3年)は「これまでの悔しい思いを晴らして良い結果を残せるように全員で戦いたい」とチームの思いを代弁した。
現チームは当時からの主力が少なく、今季は新人戦、県総体で未勝利と苦しい戦いが続いた。1年から主力としてプレーするMF本橋誠太(3年)は「去年は先に点を取られても巻き返す力があった。今年はそれが弱い。経験も少なく、ずるずるいってしまうことが多かった」と振り返る。
そんな状況を改善すべく、夏休みに長野で合宿を張った。携帯電話の電波も入らない場所で3部練習に夜はミーティング、選手同士でも積極的に会話を交わした。これまで希薄だったコミュニケーションを活発化させ、課題と向き合う時間を過ごした。
最終日には全国選手権に過去4度出場の上田西(長野)と練習試合に臨んだ。1-2で敗戦も、強豪相手に善戦し「運動量や粘り強く守備をすることだったり、意識してきたことが少しずつ成果として出てきたと思う」と興津。チームとしての変化を実感した。
第4シードの科学技術は、10月3日の3回戦が初戦。1、2回戦を勝ち上がって勢いに乗る相手とぶつかることになる。興津は「新人戦、総体と初戦でこけた。選手権では同じ失敗をしないように、全員でウォーミングアップから声をかけ合って良い入りをしたい」と言った。苦杯をなめ続けてきた今季。このままでは終われない。