<明治安田J1:東京V0-2広島>◇11日◇第9節◇味スタ
相馬直樹新監督を迎えた東京ヴェルディが、ホームでサンフレッチェ広島に0-2で敗れ、最下位に転落した。
今季9戦目も初勝利には届かなかった。そんな中、左サイドバックで起用された攻撃的MF新井悠太(24)は攻守にアグレッシブなプレーで存在感を見せつけた。
俊敏性と球際の激しさを生かしたボール奪取、そして持ち前の攻撃力。前半24分にはドリブルからFW染野唯月へ鋭く正確なクロスを送り、決定機を演出した。また、後半途中から右MFへポジションを変えてプレー。同36分に放ったシュートはわずかにゴール左へと外れた。1点決まれば、流れは変わっていたかもしれない。
相馬直樹監督は、新井の左サイドバックについて「前へのベクトルを作りたかった。資質も含めて彼はやってくれるんじゃないかと思っていた。既存のスタッフも含めて(DFラインが)4枚になるなら、そこの対人の強さが必要だよねって話の中で任せられるという話と、前に出て行く力もあるよねっていう話で彼を起用した」と説明した。
そして新井は「数日の練習で落とし込みがあった。相馬監督からもどういう役割を与えられているのかって認識した上で、今日の試合に挑めたと思います」。
キャリア初のサイドバックというが、これまでやってきたウィングバックの経験も生きた。
「驚きはなかった。自分の武器であるもあるドリブルをまずは出していこうと思った中で、思い切って仕掛けることができた」
後ろから遅れてフリーの状態でボールを受けられる強みもあり、持ち味のスピードを発揮できた。
その指導を受ける相馬監督は現役時代、右利きの左サイドバックとして日本代表でも大活躍した先駆者だ。「捉え方を変えれば、今までにないサイドバックになれると自分でも思うので、そういったところは何にも囚われずにやっていきたい」と新たなチャレンジに意欲的だった。【佐藤隆志】