<アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE):京都1-0ラチャブリ>◇13日◇東地区1次リーグ第2節◇サンガS
京都サンガF.C.がホームでラチャブリ(タイ)を1-0で下し、初参戦のアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)で記念すべき初白星を手にした。
ゴールを呼び込んだのは、MF新井晴樹(28)のクロスだった。後半43分、左サイドでボールを受けると、右足に持ち替えてファーサイドへクロスを入れる。GKが出られず、DFにも届かない高さで蹴られたピンポイントのボールを、大外から走り込んだMF松田天馬(31)が右足で合わせて決めた。「(中野)瑠馬が少しつぶれてくれて、天馬くんが見えた。狙ってはいたけど、思ったよりきれいにいっちゃった感じですね(笑い)。(ゴールの瞬間は)もう最高っすね。崩れ落ちました」。チームとして公式戦3試合ぶりとなる得点での勝利に喜びを爆発させた。
FC町田ゼルビア戦での悔しさを、見事に結果につなげてみせた。「ルヴァン杯、リーグで町田と2戦やって、内容はいいけど勝てないというのが課題だった」と振り返る通り、決定的な場面に関わりながらも決められず、チームに貢献できないもどかしさを嫌というほど味わった。それだけに、この試合に向けては貪欲(どんよく)に“結果”を考え続けた。「ゴール前の質はこの2日間考えたし、意識して動画も見た。最後にはなったけど得点が取れて、1-0っていう終わり方は良かった」。アシストという目に見える結果で勝利に貢献できたことに、胸をなで下ろした。
10日の町田戦後に「サッカーの試合は勝たなければ意味がない。勝ち点3をもっともっと狙っていかないといけない」と猛省していた28歳は「そこを乗り越えたら、また新しい景色が見えるんじゃないか」とも話していた。苦しみの先に手にしたアシストをきっかけに、爆速アタッカーはここからさらに加速していく。