<明治安田J1:東京V0-4FC東京>◇17日◇第10節◇味スタ
好調の東京が、東京Vとの首都ダービーに4-0と圧勝し、5連勝を飾った。FW長倉幹樹(27)は今季7点目を記録した。広島は京都を3-0で下して4連勝、勝ち点23で暫定ながら首位に立った。昨季王者の鹿島も長崎を2-0で退け、3連勝となった。柏は名古屋に1-3で屈し、同21から伸ばせなかった。
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野生派の勘が働いた。2-0の後半23分、ストライカーらしい長倉の一撃が飛び出した。右からDF大森が折り返したマイナスのクロスボール。鋭く走り込み右足で蹴り込んだ。退場者を出し10人だった東京Vの戦意を完全に打ち砕いた。
「(大森は)ギリギリのクロスだったので中を見ている暇ははない、もう信じるだけでした」。パスの出る位置を読み、鋭く走り込み合わせた。今季7得点4アシスト。上昇気流に乗る東京にあって不可欠なエースに成長。24年新潟での5得点(30試合)を既に超える自身キャリアハイだ。
順大卒業後の22年、5部相当の関東社会人1部リーグ所属の東京ユナイテッドFCからキャリアをスタートさせた苦労人。今季の覚醒ぶりには「運が良い」とけむに巻く。理論でなく磨き上げてきた感性を大事にする。「点が取れる時は、感覚的に自分にいい流れがある」。その自信の後ろ盾になっているのは、リーグ屈指のスプリント力だ。
横浜FW谷村がJFLから日本代表にまで上り詰めて話題となったが、長倉もこの勢いを保てば代表入りも夢ではない。「どうなるか分からないっすけど、ここの活躍次第ではどうにでもなると思います」。大きな野心を持って道を切り開いている。【佐藤隆志】