【柏】31歳で新境地MF戸嶋祥郎が右CB挑戦 反省口にするも「本当に成長できている」

柏戸嶋祥郎(2025年9月撮影)

<明治安田J1:東京0-0柏>◇第11節◇21日◇味スタ

柏レイソルは敵地でFC東京と0-0で引き分け、勝ち点1をつかんだ。互いに決め手を欠いたが、主導権を握り合う好ゲームを展開し、ファンを魅了した。 柏の右センターバック(CB)に入ったMF戸嶋祥郎(31)が新境地を開拓している。

170センチと上背はないが、9日のヴィッセル神戸戦で負傷したDF馬場晴也に代わって右CBに入ると、好プレーを連発。前節名古屋グランパスに続き、今回も同ポジションで先発した。

主戦場は中盤。ロドリゲス監督就任初年の昨季もなかなか出番に恵まれなかったが、愚直な姿勢と高い戦術眼を武器に終盤にかけて欠かせない戦力となり、チームの躍進に貢献した。

今季も神戸戦までリーグ戦の出場機会はなかったが、連戦の中、右CBとしてチームの力になっている。

この日は集中的に自身のサイドを狙われ、後手に回る場面もあった。それでも最終局面では体を張り、前半を無失点に抑えて次にバトンを回した。

「結果的には0でしたけど、本当にやられてもおかしくないシーンがいくつかあったので。もっとスライドだったり、味方を押し出して、1対2を1対1にするような状況を作らなきゃいけなかったですし、かなり厳しい内容になってしまった」と反省を口にした。

全方位から敵が来る中盤よりも前向きでプレーできる最終ラインの方が、攻撃の強みは出しやすい。課題を認識し、克服しながら前進している。

「日々試合でしか得られない経験なので、そこに対しては、3試合ですけど、本当に見えなかった景色だったり、『戦術眼』だったりというのが日々得られているので、個人的には本当に成長できている。気づきがある日々、充実感はあるんですけど、とはいえチームにすごく迷惑かけてますし、なかなか今日も相手も自分のところ狙ってたと思うんで、それに対してそれを上回れるようにやっていかなきゃいけないっていう危機感であったり、課題感の方が強い」

ビルドアップの際に中盤に顔を出すなど、戸嶋ならではの右CB像に期待がかかる。「中盤でプレーしてきた経験値を生かせれば、武器になり得ると思う」とチームに新たなオプションを加えようとしている。高いサッカーIQを持つ31歳がさらなる進化を遂げて過密日程が続くチームを引っ張っていく。【佐藤成】

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