日本サッカー協会(JFA)は5日、都内で理事会を開催し、田嶋幸三名誉会長が来年の国際サッカー連盟(FIFA)会長選挙に出馬する意向を固めたことを発表した。理事会内でJFAとして田嶋名誉会長を支持、推薦することを決議した。5つの加盟協会からの推薦があれば立候補することが可能。11月18日が締め切りで、FIFA事務局に書面で提出する。
田嶋名誉会長は、10月15日にスイス・チューリヒで開催されたFIFA理事会にて、インファンティノ会長に2つの質問を投げかけたことを明かした。一つ目について「バログンのレッドカードに対して、1年間の執行猶予をしたということ、それがやはり間違った決断ではなかったのかということ。それはFIFAは表明していません」。
FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会において、米国代表FWバログンの出場停止処分がトランプ米大統領の介入により、猶予が与えられた騒動を疑問視。
「あくまでもディスピナリコミティー(懲戒)というのは、法律的なものについてはアンタッチャブルって言いますか、インディペンデントだっていうことで言ってますが、一般の方たちから見ればFIFAの決定なんですよ。やっぱりそういうことも踏まえて、もちろん法律的には、そこは我々がタッチしちゃいけない、タッチできないことはわかるんですけれども、じゃあ、あの判断が、あの決断が本当に正しかったのかっていうことはちゃんとしっかりと伝えるべきではないかというふうに、その質問をしました」
2点目については、米国の運営資質についてだった。28年には米国で女子クラブW杯が初開催される。「そのホストカントリーのオブリゲーション義務をちゃんと果たせるというサインをもらっているのか否か。つまり、イランのようなチームが行った時に、政治的なものが介入して、(試合の)1日前しか入れないとか、アンフェアであったということの前提で、次にやるときにはそういうものをしっかりともらってるんでしょうか、という質問はしました。ただ、今質問がものすごい多岐にわたっているということで、今まだ回答してないところだと思います」。
選挙の立候補締め切りは11月18日。インファンティノ会長が多くの質問に答えることなく、期限を迎える現状を苦々しく思っている。「今係争中のことが多くて答えられないということがちょっと僕には残念でした。特にこの11月18日が選挙に出るデッドラインになってるわけですよね。それまでにいろんな質問に答えないで、それで彼だけが残るとかということでは、ちょっとフェアじゃないなっていうふうには思いました。それで自分は出ようっていう意思につながった」と説明した。