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 クラブW杯:コリンチャンス1-0チェルシー>◇決勝◇16日◇横浜

 敗れたチェルシーのラファエル・ベニテス暫定監督(52)は、悔しさをにじませた。「タフになることは分かっていた。相手がいいチームだということも分かっていた。1つのチャンスで得点するかしないか。私たちはそれができなかった」。1点に泣いた接戦。追い上げた終盤は、ビッグチャンスが何度もあった。それでも決められず「チャンスをものにできなかったことに尽きる」と何度も繰り返した。

 世界一をかけた決勝戦。「普通の試合とは違う。南米のチームは決勝戦では、目が覚める。それは試合が始まって数分間で分かった」。スタジアムの6万人を超える観衆の大半は相手サポーターが占め、コリンチャンスの底力を認めた。