フットサル日本代表の強化へ、Fリーグ(日本フットサルリーグ)が来年から「B代表」結成を計画していることが15日、分かった。J2横浜FCのFW三浦知良(カズ=45)が参戦した日本は、タイで開催中のW杯で、史上初の決勝トーナメント進出の快挙を成し遂げた。

 しかし今大会平均年齢は、出場24チーム中2番目に高い30・7歳と、世代交代は円滑に進んでいない。アジアのライバル・イランが、多くの若手を入れてチームを活性化させ、1次リーグで強豪スペインとの引き分けを目の当たりにしたFリーグ実行委員らが協議。「フットサル連盟がA代表を集中的に強化するなら、リーグは若手を強化しよう」と意思統一した。

 具体案として、今後、代表同士の試合のために来日する国に対し、リーグ選抜との対戦を申し込み、同選抜は23歳以下の若手だけで結成するなどの策を現在考案中だ。全チームの若手だけ集めて合宿するなど、より多くの若い選手にチャンスを与える計画もある。リーグで若手を育て、A代表の底上げにつなげる。フットサルが、連盟、リーグの枠を超え、一丸となって世界トップを目指す。