横浜FCのFWカズ(三浦知良、51)が、W杯ロシア大会のセネガル戦で同点弾を決めたMF本田圭佑(32=パチューカ)に賛辞を贈った。

 日本代表がセネガルと引き分けて一夜明けた25日、カズは横浜市内で慶応大との練習試合に出場。試合後に取材に応じ、本田のゴールに「そこで決められるのは、そのために、ものすごく努力してきた証拠。その結果じゃないかなと。あの1点は、みんなにとって大きい1点。彼にとってもそうだし、日本のサッカー界、サポーターみんなの大きなゴールになった」と述べた。

 日本時間深夜0時のキックオフで、カズは試合開始前まで仮眠を取り、日本の戦いをテレビ観戦していた。初戦のコロンビア戦同様、交代選手が活躍して勝ち点を積み重ねており、西野朗監督の神采配ぶりにも注目が集まっている。カズは「すごいですよね。グランパス(名古屋の監督を)辞めてから、ずっとためていたんでしょうね」と、ジョークをまじえながらその手腕をたたえた。先制されながらも追いついての勝ち点1に「相手も身体能力がすごく高くてスピードもすごかった。その相手に追いついて、また勝ち越されて追いついて。勝ち切りたかったでしょうけど、グループリーグ突破に前進できたのでは」と振り返った。

 慶応大との練習試合では、カズは先発で65分間プレー。気温31度と酷暑の中での試合だったが、カズは2-2で迎えた後半18分に、右サイドからのクロスでMF中里の勝ち越し弾をアシストし得点に絡んだ。