サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本-ポーランドを中継していたロシアのスポーツ専門チャンネル「マッチTV」は28日、日本がポーランドに0-1となりながら、決勝トーナメント進出の可能性が高まった最終盤で「競技を事実上、放棄した」と批判するコメントを放送した。

 出演者は「こんなことがあってはならない。選手がほとんど動かない。こんなのは見たことがない」とあきれた様子で解説。「私たちは日本選手の熱心さを称賛していたのだが…」と語った。

 テレビ中継では観客席からブーイングが起きたことも紹介された。

 ロシアの大衆紙モスコフスキー・コムソモーレツ電子版も「日本は試合をひどい形で締めくくった」と指摘し「これまで粘り強く戦ってきた日本チームがこんなことをしたのはとても残念だ」と強調した。