<国際親善試合:コロンビア0-0エジプト>1日◇イタリア・ベルガモ
ワールドカップ(W杯)・ロシア大会で日本代表と初戦でぶつかるコロンビアがエジプトとの親善試合に0-0で引き分けた。14年ブラジル大会の得点王ハメス・ロドリゲス(26=バイエルン・ミュンヘン)ら主力組が先発。得点はなかったものの、W杯に出場するエジプトを圧倒した。チームの浮沈の鍵を握る大黒柱ロドリゲスは好調ぶりをアピール。開幕が近づく中、あらためて手ごわい姿を見せつけた。
鍵を握るのはやはりロドリゲスだ。FWファルカオと2トップを組むが、実際はボランチの位置まで下がって攻撃の組み立てにも参加した。前半35分にはゴール正面約25メートルの好位置から直接FK。左足で少しカーブをかけた強いシュートを左隅へ蹴り込んだが、GKの好セーブにあった。37分には相手が足を滑らせたところを逃さず、敵陣でボールを奪い一気にゴール前へ。右MFのJu・クアドラードへのラストパスで決定機も作った。
ボール支配率69%で、シュート数は17対6、CKは11対1と圧倒した。ただ、反則を20も犯した相手を仕留めきれず、エースは試合後は「もっと攻撃的で強度が高いサッカーを目指している」と不満そうな表情だった。
昨季はレアル・マドリードで控えに甘んじるも、ドイツの強豪に移籍した今季は完全復活。欧州CLでは古巣レアル・マドリードとの準決勝第2戦で1ゴール1アシストを記録するなど輝き、欧州サッカー連盟(UEFA)が定める年間ベストチームの18人にも選出された。W杯の1次リーグH組では唯一の選出と、格の違いを見せつけた。
大会初戦で当たる日本には前回大会で4-1と圧倒した。ロドリゲス自身もゴールを奪っており得意意識はあるはずだが、「気をつけなければいけない。いい選手はたくさんいる」と油断はなかった。「落ち着いて臨むことが大事。急いでも、うまい結果は出ない」。監督交代で準備に時間がない日本の現況を知っているかのような、冷静な口ぶりだった。手ごわい選手がそろうコロンビアだが、まずはロドリゲスを止めなければ、日本の下克上は実現しそうにない。【岡崎悠利】
◆ハメス・ロドリゲス 1991年7月12日、コロンビア・ククタ生まれ。06年に当時2部のエンビガドに加入、15歳でプロデビュー。08年にアルゼンチンのバンフィエルド移籍。10年からポルト-モナコ-Rマドリード、17-18年シーズンからBミュンヘン。左利き。180センチ、75キロ。