“炎上隊長”長友ツイート騒動に「すべては結果」

練習場に姿を見せた長友はサポーターの声援に笑顔で応える(撮影・山崎安昭)

 【ゼーフェルト(オーストリア)3日】サッカー・ワールドカップ・ロシア大会に出場する日本代表DF長友佑都(31=ガラタサライ)が、ツイッター騒動を前向きに捉えた。「年齢で物事判断する人はサッカー知らない人。」とのつぶやきが物議を醸したが、自身を「炎上隊長」と冗談交じりに表現し、反対意見も前向きに受け止めた。平均年齢28・3歳とW杯最高齢の日本代表だが、MF香川真司らも長友の声に呼応し、結果で批判をはね返す姿勢を示した。

 物議を醸した長友のツイートは1日に発信された。

 「年齢で物事判断する人はサッカー知らない人。」

 W杯に選出されたメンバー23人の平均年齢が28・3歳と過去のW杯で最高になったことに世間から疑問の声が相次いだ状況で、こうつぶやいた。2000件を超えるコメントには「結果出してから文句言え」「長友選手みたいな影響力がある選手がこんな発言するべきじゃないと思います」「じゃあサッカー知ってる奴だけ応援すれば良いのか?」などの批判が寄せられた。これについて長友は3日の練習後に「意見はいろいろ出る。結果が出ていない中で、批判は普通」と誠実に受け止めた。

 今年9月で32歳になる。この日の練習で行われたインターバル走では、21歳の井手口と並んで25人で最も長い距離を走った。ヨガや体幹トレーニングなど、長年続ける地道な鍛錬は他の選手にレクチャーできるまでに質が高まった。「自分が一番若いと、一番動けると思っているし、そういうトレーニングもしている」。実際にグラウンドで示しているからこそ、「僕は全然(批判を)気にしていない」という言葉に説得力がある。年齢は関係ないという言葉を、身をもって体現している。

 過去にもツイッターで物議を醸したことがあった。インテルミラノ時代の17年4月、ナポリ戦で敗戦につながるミスをした後に持論を展開した。ただそれも「(周囲から)意見が出ることは問題ない」と、自ら発信することで批判も糧になるという思いがぶれないからこそだ。「(これからも)僕が“炎上隊長”として…」。そうおちゃめに話し、周囲を笑わせた。

 時には周囲から批判を浴びながら、道を切り開いてきた。「すべては結果だと分かっている」。プレーで示してきたという自負、これからも続ける覚悟があるからこそ、率直な言葉で自身を表現する姿勢を変えるつもりはない。西野ジャパンを取り巻く雰囲気は決していいとは言えない中、不動の左サイドバックは勝利だけを見て突き進んでいる。【岡崎悠利】