大迫が劇的ヘッドでコロンビア撃破「夢がかなった」

日本対コロンビア 後半、勝ち越しゴールを決めた大迫(中央)は、歓喜の表情でベンチヘ走る。左は長友、右は長谷部(撮影・山崎安昭)

<ワールドカップ(W杯)ロシア大会:日本2-1コロンビア>◇1次リーグH組◇19日◇サランスク

 日本代表FW大迫勇也(28=ブレーメン)が後半28分、MF本田圭佑(32=パチューカ)の左CKを頭で押し込んで決勝弾を決め、日本代表を勝利に導いた。

 試合後、大迫は「夢がかなったので、うれしい。セットプレーは、たくさん練習したので、練習通りの形が出たのでうれしかった」と満面の笑みを浮かべた。

 大迫は前半2分40秒過ぎ、大DF昌子源(25=鹿島アントラーズ)がヘッドで前線にクリアしたボールを、MF香川真司(29=ドルトムント)が右足で1タッチで前線に送ると反応して抜けだした。DFと競り合いながら左足でシュートをGKオスピナが弾くと、こぼれ球を香川が左足でシュートし、MFのC・サンチェスの右腕に当たり、レッドカードで1発退場を誘うとともにPKを獲得。先制弾も〝演出〟し日本の全2得点に絡んだ。

 1次リーグで敗退したワールドカップブラジル大会では、2試合に出場も無得点に終わり、悔しい思いをした。それだけに「夢がかなった。でも、まだ2試合ある」と1次リーグ突破に向けて先を見据えた。