スペインVARに命拾い イエロ監督「自己批判を」

<ワールドカップ(W杯)ロシア大会:スペイン2-2モロッコ>◇1次リーグB組◇25日◇カリーニングラード

 スペインがVARで命拾いし、モロッコと2-2で引き分けて1位突破を決めた。決勝トーナメント1回戦ではA組2位のロシアと対戦する。

 前半14分、中盤でボールを奪われるミスから先制を許したスペインは同19分、ヴィッセル神戸へ移籍が決まったMFイニエスタの右足アウトでの絶妙の折り返しをMFイスコ(レアル・マドリード)が流し込んで同点に追いついた。後半36分にセットプレーから再び失点。CKをFWエンネシリ(マラガ)にドンピシャで合わせられたが、土壇場の同45分、DFカルバハル(Rマドリード)の右クロスをFWアスパス(セルタ)がヒールで流し込んだ。線審はオフサイドと判定したが、VARの結果、オフサイドは取り消されて得点が認められ、2-2で引き分けた。

 アスパスは「ゴールの判定をするためにVARがある。時に判断を長く待たないといけない。もっと早く判定が出来ることを自分たちは望んでいる」と時間がかかったことに不満をもらしたが、「最後に引き分けにすることができた。自分たちは1位突破を狙っていた。簡単な試合はない。相手も同じようにプレーをしている。自分は勝ち点を重ねるための力になりにきた」と得点を喜んだ。

 イエロ監督は「自己批判を自分たちはしないといけない。これは自分たちが歩む道ではない。こんなにチャンスを与えることがあってはいけない。夢見たとところにたどり着きたいのであれば、ミスした部分の小さな詳細をしっかりとまとめないといけない」と失点シーンを反省し、気を引き締めた。

 イスコも「モロッコはこの試合に何もかかっていなかった。誰にもプレゼントをすることがあってはいけない。もっと簡単にプレーをする必要があるし、ボールを持った時にミスをしてはいけないし、セットプレーから許してはいけない。おかしくなっては行けない。自分たちは1番だけど、もっと良いプレーを見せないといけない」と決勝トーナメントへ向け気合を入れた