談合疑惑で同時開始へ 82年スペイン大会/メモ

決勝トーナメント進出が決まり、喜び合う日本の選手たち(撮影・江口和貴)

<ワールドカップ(W杯)ロシア大会:日本0-1ポーランド>◇1次リーグH組◇28日◇ボルゴグラード

 日本はポーランド戦の終盤、0-1にもかかわらず1次リーグ突破を最優先してパス回しに終始し、あえて攻撃を仕掛けなかった。同時進行のH組のもう1試合の戦況を見極めた上でのことだった。

 現在は当たり前となっている最終戦の同時刻キックオフ。導入のきっかけとなったのが、1982年スペイン大会の談合疑惑が指摘された西ドイツ-オーストリアだった。両者は1次リーグ最終戦で対戦。西ドイツは白星が必要で、オーストリアは負けても大差でなければ得失点差で勝ち上がれる状況だった。

 試合は西ドイツが先制した後、無気力にも映る展開となり、1-0で決着した。アルジェリアを含む3チームが勝ち点で並んだが、ドイツ語圏の隣国2チームが勝ち抜け、既に日程を終えていたアルジェリアは得失点差で涙をのんだ。