フランス4強 グリーズマンから2発で古豪破る

ウルグアイ対フランス 後半、ゴールを決めるフランスのグリーズマン(右)。左はウルグアイのカセレス(撮影・江口和貴)

<ワールドカップ(W杯)ロシア大会:ウルグアイ0-2フランス>◇準々決勝◇6日◇ニジニーノブゴロド

 20年ぶり2度目の優勝を狙うフランスが2-0でウルグアイを下して、準優勝した06年ドイツ大会以来3大会ぶりの4強進出を決めた。攻撃の要のFWグリーズマンが1得点1アシストの活躍。過去8度の対戦で1勝しかできず、W杯では2分け1敗と相性最悪な南米の古豪を退けて、前回大会で阻まれたベスト8の壁を突破した。

 簡単に点は取れないと思っていた。「アルゼンチンとは違う。勝つためには我慢強さが必要だ」。フランスのデシャン監督が警戒したように決勝トーナメント1回戦で“打ち合い”となったアルゼンチン戦とは一変した試合。だが、堅守ウルグアイの壁はグリーズマンがこじ開けた。

 前半40分のFK。キッカーを務めると1度、フェイントを入れた。守備ラインのリズムを乱して、すかさず上げる。走り込んだバランの頭に正確に合わせて先制点を呼び込んだ。後半16分には左足の強烈なミドルシュートがブレ球となり、GKの手をはじいた。4試合で1失点のウルグアイから、2点をもぎ取った。

 ウルグアイの守備の要ゴディンとは、スペイン1部アトレチコ・マドリードの大親友。娘の名付け親にもなってもらった。「ウルグアイが勝ち上がってきてうれしかった」と歓迎した盟友との決戦を楽しみ、力を発揮した。

 フランスにとって、南米の古豪は苦手だった。過去8度の対戦は1勝4分け3敗。85年の親善試合で2-0で勝ったのを最後に、以降の5試合では1点も奪えなかった。12年に就任したデシャン監督にとっても初采配がウルグアイ戦(0-0)で、13年の再戦も0-1。W杯の大舞台でその借りを返して、3大会ぶりに4強へ進んだ。