クロアチアV弾でカメラマン下敷き ビダ謝罪のキス

クロアチア対イングランド 延長後半、ゴールを決め喜び合うクロアチアのマリオ・マンジュキッチ(中央17)(撮影・PNP)

<ワールドカップ(W杯)ロシア大会:クロアチア2-1イングランド>◇準決勝◇11日◇モスクワ・ルジニキ

 延長後半4分にクロアチアのマンジュキッチが決勝弾となるゴールを決めると、コーナーフラッグ方向へ走って雄たけび&ガッツポーズ。集まった仲間が次々と飛び乗り、カメラマン席になだれ込み、「人間の山」状態になった。この時に1人の男性カメラマンが巻き込まれて下敷きに。これに気づいた選手は「大丈夫か?」と気遣い、DFビダが“謝罪のキス”をする一幕も。

 また、試合後にダリッチ監督がスタッフの労をねぎらっていると、背後からDFブルサリコがレスリング流タックル。そのまま引き倒し、同監督の背中に馬乗りに…。こんなことができるのも選手と指揮官の関係が強固な証しだ。マンジュキッチは「監督はいつも落ち着いていて、緊張したり怒ったりしたところを見たことない。僕たちは監督を信じてついていく」と話している。