CS放送「Sky」で解説を務める元ドイツ代表ローター・マテウス氏が、ドルトムントの10番マリオ・ゲッツェの今シーズンを予想している。

今季初の公式戦となったドイツ杯1回戦フュルト戦で先発に名を連ねたように、指揮官の信頼を勝ち取り、満足のいくプレシーズンを過ごしたかに思えたゲッツェ。しかし開幕節ライプチヒ戦でベンチ入りこそしたものの最後まで出番はなく、第2節ハノーバー戦も交代枠が1枚残されているにもかかわらず、ルシアン・ファーブレ監督から名前を呼ばれることはなかった。

ライプチヒ戦の終了後、マテウス氏はSkyオフィシャルサイト内のコラムに「ゲッツェにとって苦しいのは、ルシアン・ファーブレ監督がすべてのポジションで十分な選択肢を持っていること。特に6番(ボランチ)から10番(トップ下)あたりのポジションには、アクセル・ビツェル、マハムード・ダフート、マルコ・ロイス、クリスチャン・プリシッチなど、十分なクオリティを印象付けた選手ばかりだ」と記しており、その予感は早速的中した格好だ。

さらにマテウス氏は「ゲッツェには武器がある。自分が先発メンバーにふさわしいことを監督に証明できるかどうかは、すべてゲッツェ自身にかかっている」と注釈をつけながらも、「しかし、彼にとって決して簡単なシーズンとはならないだろう」と、ゲッツェの出場機会が少なくなるという見解を示している。