マンチェスター・ユナイテッドのモウリーニョ監督は、レアル・マドリードFWクリスティアノ・ロナルドの獲得を望んでいないと、21日にスペイン紙マルカが報じた。

 同紙によると、ロナルドの新天地として名前が上がっているマンUだが、同選手とフロレンティーノ・ペレス会長の話し合いの後もロナルドが同じ決断を持ち続けることに対して疑心を持っているという。また、2億ユーロ(約250億円)といわれる違約金、32歳の年齢、2500万ユーロ(約31億3000万円)の高額年俸など、合計4億ユーロ(約500億円)を費やして獲得するだけの価値があるのかと、マンU側は疑問に思っているという。

 また、それ以上にモウリーニョ監督の存在がロナルドの古巣移籍の妨げになる。ここ数日、モウリーニョは同胞の獲得のために動くことはないとコメントしている。そのためGKデヘア+2億3500万ユーロ(約294億円)、FWモラタとのトレードなど、英紙の紙面を埋めているようなことはないとのこと。モウリーニョが一番に獲得を目指しているのは同じRマドリードのモラタであると伝えた。

 そのため、ロナルドの一番の移籍先候補はパリサンジェルマンの存在が挙がっている。

 また、モウリーニョはロナルド同様にRマドリード監督時代の2011、2012年に330万ユーロ(約4億1300万円)の所得隠しをした嫌疑で検察局から告発されている。