右膝の負傷から復帰に向けて取り組んでいるドイツ2部ザンクトパウリに所属するMF宮市亮(25)が、練習試合でゴールを決めてレギュラー獲得へ向けて大きなアピールになったと、11日付の独紙ビルトが報じた。

ドイツ4部F・フランクフルトとの練習試合に左MFで先発。後半27分まで出場し、MFシャヒンのクロスをヘディングシュートでチーム2点を決めた。

カウチンスキ監督はゴールを決めた宮市とアシストしたシャヒンを絶賛。「リョウはいいプレーをしたし、センク(シャヒン)のアシストからゴールを決めた。2人(宮市とシャヒン)ともいい印象を残している。激しいポジション争いになる」とコメント。レギュラー争いに加わることを示唆した。

15年夏に加入して以降、2度の靱帯(じんたい)断裂など負傷を繰り返している宮市に対してカウチンスキ監督は「やり通してくれると信じている。彼のプレーぶりを見ているとね。本当にコンディションが戻り、1、2試合プレーしたら、ポジションをつかむチャンスはあると思う」と大きな期待を寄せている。

宮市にとって17年5月21日ボーフム戦以来となる公式戦に大きく前進する練習試合となった。