ハノーバーの原口元気が11日に記者会見に臨み、今季の目標に「10スコアポイント」を挙げた。12日の独紙ビルトが報じた。

同紙によると、記者会見では開始時間が迫る中、原口は丁寧に「日本とコスタリカとの親善試合の前半が終わるまで数分待ってもらえないか」と頼んだという。太ももの負傷で日本代表への招集を見送られた原口は、携帯で前半終了まで見ていた。

会見では「負傷からいい状態に戻すため、1週間集中的にトレーニングができた」と振り返った。ハノーバーはヘルタから450万ユーロ(約5億8500万円)で移籍してきた原口に大きな期待をしている。「10スコアポイントが僕の目標」と原口。スコアポイントは得点とアシストの合計を意味する。ヘルタ時代に92試合で12スコアポイント(4得点8アシスト)。デュッセルドルフでは2部リーグで1ゴール4アシストしている。

「ヘルタでは多くの試合に出場したが、ゴール前ではアクションが少なかった。満足はしてませんし、そこに改善すべきところがあると思います」とも。「僕はクラシカルな(背番号)10番選手ではない。でも10番を背負うことで自分自身にプレッシャーをかけたかったというのはあります。もっとゴールやアシストを決められるように。W杯後に新しい特別な挑戦を探していました」。モチベーションを高めるためもあり、ハノーバーで「10」を背負ったことを明かした。