MF堂安律が所属するフローニンゲンは、ホームでAZに1-3で敗れた。

堂安は1-1で迎えた前半ロスタイムに獲得したPKのキッカーを任された。「ゴールがこんなに広い。楽勝や」と余裕を持って左足でキックしたが、ほぼ正面を狙ったシュートは相手GKにセーブされ失敗した。「このチームの中心やらせてもらっている分、自ら試合前に俺が蹴ると言っていた。落ち込むというより、取り返しがつかないこと。それでよく自分がエースだと言えたなというようなという感じになります。自分にちょっと腹が立つような感じの試合でした」とうなだれた。ハーフタイムではチームメートに頭をパンパン叩かれ、「後半でお前が点とれ、お前がヒーローになれ」と言われたが、退場者を2人出したチームは後半に2失点して敗れた。

「俺だけを見ると今日の試合ですごい体切れてました。本当に今シーズンで一番くらい動いていた。ただ自分はチームを勝たさないといけない立場。これまでのように自己満足で終わってはいけない」と敗戦の責任を感じている。27日にカップ戦、30日にはリーグのユトレヒト戦と続く。「いよいよ俺がやるしかない。俺がなんかしないという状況になっている。ストレスもたまりますけど、プレッシャーもありますけど、これを切り抜けてこそ大きなステップアップが待っていると思う」と気合を入れた。(エリーヌ・スウェーブルス通信員)