胃腸炎から復帰したブレーメンFW大迫勇也(28)がフル出場で勝利に貢献した。4-3-2-1システムのトップ下で先発。後半は2トップの左でスタートし、3バックへの変更によりインサイドハーフ、その後は再び前線と異なるポジションを柔軟にこなした。

前節アウクスブルク戦は欠場。大迫はこの日のブレーメン戦後に胃腸炎で体調を崩したと明かし、「体重が3キロ落ちた」。練習できたのは試合2日前からという状況でも攻撃の起点となった。うまく相手選手間のスペースに入り込み、守りの狙いを外し、体を張ってボールを収め、味方が攻め上がる機会を何度も作り上げ、フル出場した。

「監督には『あと10分、あと10分』って言われ続けてましたけど。結局90分出ましたね。まあでも僕のこと信頼してくれているというのを感じますし。それにもっともっと応えていかないとなと思います」

チームは前半11分にFKからのこぼれ球を最後はハルニクが押し込んで先制し、前半終了間際にもCKから加点。2-1の後半21分にはクルーゼがPKを決めて突き放した。開幕5試合で4勝1分けとし、暫定2位につけている。(中野吉之伴通信員)