オーストラリアAリーグの強豪メルボルン・ビクトリーMF本田圭佑(32)が開幕戦でデビュー弾を決めた。強豪メルボルン・シティーとの注目のダービーにキャプテンマークを巻いて中盤で先発。前半28分にクロスを頭で決めた。2年後の東京オリンピック(五輪)に、年齢制限外のオーバーエージ(OA)枠で出場しての金メダル獲得を目標に掲げ現役続行。チームは1-2で敗れたが、衝撃のデビューを果たし第1歩を踏み出した。

日本代表の森保一監督(50)も開幕デビュー弾の本田に期待を寄せた。20日はJ2京都-新潟(西京極)を視察。お目当ては、監督を兼任する東京五輪世代、U-21(21歳以下)日本代表候補の京都FW岩崎らだった。試合前から関係者と話し込むなど、情報を集めた。

その流れで、年齢制限外のOA枠に“立候補”し、五輪代表の候補となり得る本田について聞かれると「情報は取りながらやっていきたいと思います」。追跡を続けるとした。本田が東京五輪を目指すことについては、まだ「メディア上で耳にしてます」という状況だというが「日本のために戦いたいということだと思いますので、そこは心強い。東京オリンピックという言葉でチームに貢献したいと言ってくれていることは、その世代の選手たちに東京オリンピックの意義を感じてもらえる、そういう発信だと思います」と話した。