オランダ1部でフローニンゲンMF堂安律(20)は敵地でのエクセルシオール戦で、8月12日フィテッセ戦以来の今季2ゴール目を決めた。右サイドハーフで出て、1-0で迎えた前半29分にこぼれ球に反応して追加点。後半終了間際までプレーして守備でも貢献、4-2の勝利を導いた。チームにとってはリーグ戦8試合ぶりの今季2勝目となった。

自らのゴールが勝利に結びつき、堂安は自信と充実感を膨らませた。「ドリブルを止められる気がしなかった。ほとんどのチャンスは俺からできていた。毎試合、これをしないと」と、チームの主軸としての自覚もにじんだ。「ストライカーになったような気分」と振り返るイメージ通りの得点だった。左からのクロスが相手DFに当たって跳ね返った球に対し、DFを背負いながらトラップ、素早い反転からシュートを決めた。「相手の考えが分かるようになった。削りにくる、飛び込んでくる、待とうとしている…とか」。プレーに余裕を持てているという。

勝てない時期が続いた中で「俺と(FW)マヒがチームに自信を与えないと」と臨んだ試合。狙い通りにマヒが先制、3分後に堂安が続いた。その技術と勢いは日本代表でも期待が大きい。