FIFAランク96位のカタールが、ワールドカップ(W杯)ロシア大会16強で同8位のスイスをアウェーで1-0で破る大金星を挙げた。

スイスの攻勢にあいながらシュートが2度ポストをたたく幸運などでしのぎ、0-0で迎えた後半41分、FWアフィーフ(アルサド)が自陣からのカウンターのグラウンダーの縦パスでフリーで抜け出し、ドリブルから相手GKムボゴ(ライプチヒ)との1対1をまたぎフェイントであっさりとかわし、左足で無人のゴールに流し込んだ。ここ最近ホーム10試合で9試合無失点だったスイスゴールをこじあけたこの1点が決勝点となった。

サンチェス監督は「ハードワークすればトップチームとも戦えるという自信を選手たちにもたらした。カタールは今日の選手たちを誇りに思っていい。アジア杯へ向けての準備に希望が持てた」と勝利を喜んだ。1月にUAEで行われるアジア杯でカタールは1次リーグでサウジアラビア、レバノン、北朝鮮と同組となっている。

敗れたスイスのペトコビッチ監督は「本当にひどい敗北だ。忘れてしまいたい。ひどいプレーだった」と悔しさを露わにした。スイスは18日にベルギーと国際親善試合を戦う。