リーグA1組でオランダが2-2でドイツと引き分けて勝ち点7とし、準決勝進出を決めた。既に日程を終えていたフランスと勝ち点で並び、直接対決の得失点差で上回った。ドイツは同2で最下位。

ドイツは前半9分にウェルナー、同20分にサネが得点して主導権を握ったが、後半40分、同ロスタイムに失点して引き分けどまり、同大会未勝利に終わった。

ドイツのレーウ監督は「結果はネガティブなものになったが、それよりもポジティブなものが多く見られたと思う。特に前半は、攻撃がとてもうまくいった。アイデアがあり、スピードがあった。後半、チャンスを生かすことができたら…。最後の10分間少し不安定になってしまい、2失点。若いチームにとって苦い結果になった。こうした試合をしっかりと閉めることが重要。だが今後に向けて構築していけるパフォーマンスだったと思う」と振り返った。

ワールドカップ(W杯)ロシア大会から不振が続き、足りないものを問われると「集中力、最後のところでしっかりプレーできなかった。オランダが1点を返した後の展開のところだ。若いチームにとってこうした経験は将来に向けてのものになる。最後の10分間はじっくりと分析する。それでも1試合を通してオランダ相手にいい試合をすることができた。80分までは1度もチャンスを与えなかった。その点を評価したい」と話した。

これが今年最後の試合となり「W杯の結果からも、失望の1年となった。だが最後に今日の試合を受けて、いい感触で家に帰ることができる。ポテンシャルのある選手、チームだと思っている。今日の80分までのパフォーマンスは来年に向けて多くの勇気を与えてくれる」と続けた。