セルクル・ブリュージュDF植田直通とオイペンFW豊川雄太の日本人対決は、オイペンが勝利を収めた。

オイペンは前半17分、MFファルが相手のミスを突く形で先制に成功。その後は両チームともチャンスを作ることができず、試合はそのまま終了した。

豊川は「早い段階で1点取れたのが大きかったと思います」と勝因を分析した。今季はこれまで全試合に出場し4得点。この日は年内最後の試合だったが、「来年はもっともっと得点を取って、信頼されるようにしたい。得点という結果にこだわりたいと思います。日本人で、海外でワントップをやれる人はあまりいないと思うので、やりがいもあるし、すごく楽しいですよ」と充実ぶりを口にした。

対戦した植田とは、熊本・大津高、鹿島アントラーズと同じ道を歩んできた同級生。海外の地でも同じピッチに立ったことについて聞かれると「運命ですね。中学校のトレセンから一緒ですし、俺がプロに行けたのも、アイツが（大津高に）いて、いろんなスカウトが植田を見に来ていたところで多分、というのがあるので。アイツは代表にも入って、ワールドカップにも行って、いろんな活躍をしてますが、俺も負けないようにこっちでしっかりやるという思いを持ってます」と話し、旧友に負けない活躍を誓った。

一方の植田は豊川について、「本当に嫌な相手。一瞬でもスキがあったらそこを狙ってくるようなプレースタイルだから、常にアイツのいるところを確認しながら見てました。決められませんでしたが、負けたというのが本当に悔しい」と話した。さらに「オイペンに行ってかなり成長したなと思います。それが結果に出ていて、こうやって今はオイペンのエースとして出ている。試合を一緒にやってみても、すごい怖い選手になったという思いがします」と成長ぶりに舌を巻いた。