マンチェスター・シティからフローニンゲンに期限付き移籍しているMF板倉滉(22)は、1-0で勝利したホームでのデンハーグ戦にベンチ入りしたが、最後まで出場せず、デビューはまたもお預けとなった。

東京五輪世代となるU-22日本代表に選出されたことに板倉は「(森保監督に)選んでもらったので、そこでしっかりとアピールしないといけないと思う」と意気込みを語った。だが「自分の中で焦りもあるし、やっぱりここでは試合は出られてないから」。初のベンチ入りとなった2月2日ウィレム2戦から7試合が経過したが、いまだにデビューを果たせていない現状を踏まえて、複雑な心境も語った。

今年1月に初めての海外移籍。海外からの招集は「初めて。どんな感じなのかなというはある」と不安を口にした。U-23アジア選手権予選が行われるミャンマーは、気温が40度近くになることもある。「森保さんにそう言われました。やっぱりそういう気温の違いだったり。A代表の選手はそういうのを何回も繰り返している。どんな状況でもやらないといけないと思う」と気持ちを引き締めた。

今回は、伊藤(ハンブルガーSV)と中山(ズウォレ)とともに海外組の一員として参加する。「代表の中でやらないと、その先がなくなってくる。しっかり、自分をアピールできるように頑張りたいと思います。なかなか、こういう機会は多くはないので。ムダにせず、しっかりやって行きたと思います」と意気込みを語った。

(エリーヌ・スウェーブルス通信員)