トルコ1部ベシクタシュの来季監督候補であるグティ氏は、トップ下を主戦場とするMF香川とMFリャイッチは共存可能だとのリポートをクラブに提出したと、21日付のトルコのフォトスポル電子版が報じた。

現在指揮を執っているギュネシュ監督は、今季終了後からトルコ代表監督の就任が決定しており、ベシクタシュは新監督候補から、来季のチーム編成などのリポートを提出させている。現在テクニカル・コーチを務めるグティ氏は、新監督候補が有力視されており、以前に提出した編成リポートでは香川の獲得を希望していた。

今回のリポートは、リャイッチと香川の共存についてだったという。すでにクラブは香川の完全移籍を決断して動きを始めていると報道。しかし、リャイッチをベンチに置くことにクラブは難色を示していると伝えた。

グティ氏は、リャイッチをトリノ時代に起用された左サイドでのプレーが有効だとし、香川がトップ下のポジション起用が可能であると強調した。この報告に経営陣は安堵(あんど)しているという。その理由について同メディアは、リャイッチもトリノから期限付き移籍で加入しており、クラブは同選手を完全移籍で獲得することを希望しているからだと報じた。

(オルムシュ由香通信員)