サウサンプトンのDF吉田麻也(30)は、3-1で勝利したホームのウルバーハンプトン戦にフル出場して今季初アシストを記録した。2-1の後半26分にダメ押しとなる3点目を演出。プレミアリーグ残留に大きく前進する勝利に導いた。

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吉田の今季初アシストがチームを救った。次の1点が試合の行方を左右する後半26分、左CKから浮き球をオーバーヘッドキック。シュートは相手DFに当たったが、体勢を崩していたがこぼれ球を右足でパスを出し、FWロングの得点につなげた。15年2月7日クイーンズパーク戦以来、約4年ぶりのアシストも「今季の最も醜いアシスト」と冗談交じりに笑った。

守備では5バックの中央で統率し、前節のマンチェスターU戦で2点を奪い、勝利した相手を1失点に押さえ込んだ。残り5試合で降格圏と勝ち点8差。プレミアリーグ残留が目前に迫り「3点目を入れられたのが大きかったし、この勝ちは大きい」と笑顔で語った。さらに「今季1点も取っていないから、そろそろ取りたい」とコメント。13-14年シーズンから続く6季連続の得点にも意欲を見せるほど、上機嫌だった。