第2戦が行われ、トットナム(イングランド)が敵地でのマンチェスター・シティー(イングランド)との激戦を2戦合計4-4としアウェーゴール数で上回って制し、前身大会の1961-62年シーズン以来57年ぶりの4強入りを果たした。欧州チャンピオンズリーグとなってからは初。

先制したのは第1戦のアウェーを0-1で敗れていたマンチェスターC。開始早々の前半4分、FWスターリングが左サイドからのカットインから右足ミドルシュートを決め、2戦合計1-1とイーブンとした。しかし、トットナムは同7分、相手クリアのこぼれ球をFW孫興民が右足ダイレクトで決め、その3分後にも相手ボールを奪ったカウンターから孫興民がペナルティーエリア左から右足でゴール右へ放り込み、2戦合計3-1と大きくリードした。

だが、マンチェスターCも諦めない。同21分、FWアグエロのラストパスをペナルティーエリア右で受けたMFベルナルドが左足で相手DFの股抜きシュートを決め、同21分にはMFデブルイネの右クロスをファーでスターリングが左足で押し込んで3-2と勝ち越した。この時点で2戦合計は3-3でアウェーゴールでトットナムが優位に立っていたが、後半14分、デブルイネの突破でチャンスを作りペナルティーエリア右からアグエロが右足でニアをぶち抜き、ついに2戦合計4-3と勝ち越した。

しかし、トットナムは同28分、DFトリッピアーの左CKを交代出場のFWリョレンテが腰のあたりに当てて押し込み、2戦合計4-4として再びアウェーゴールでリードを奪った。マンチェスターCはハンドを主張したが、VARでゴールが認められた。

マンチェスターCは同ロスタイム、相手バックパスをアグエロが奪い、その折り返しをスターリングが押し込みスタジアムには歓喜があふれたが、VARの結果、バックパスがマンチェスターCの選手に当たっており、アグエロがオフサイドと判定されてノーゴールとなり、トットナムが逃げきった。

準決勝はアヤックス(オランダ)と対戦するが、この試合でイエローカードを受けた孫興民が累積警告で第1戦は出場停止となった。