トルコ1部ベシクタシュMF香川真司(30)が、3試合連続のベンチスタートで無得点に終わった。今年1月にドルトムントから期限付き移籍後、先発が12試合中3試合しかない状況。地元紙記者はギュネシュ監督に疑問符を付けた。

試合会場で「フットボールアレーナ」の記者に、香川の起用について聞いた。すると「カガワが最初から試合に出ていなくて非常に残念だ。ギュネシュ監督はトルコ代表監督に就任することが決まっている。彼の頭は、そのことでいっぱいのようだ」と批判した。

その過程で「カガワが犠牲になっていると思う。プレーが見られなくて残念だよ。ギュネシュ監督が去ることはもう決まっている。その後、カガワがチームに残ってくれることを強く望むよ」と懇願するように話していた。

香川の途中出場に関しては、ベシクタシュのフィクレット・オルマン会長もギュネシュ監督の采配に苦言を呈している。「私は監督ではないから何もできないけれど…」と前置きした上で「カガワ、クアレスマ、アドリアーノ、彼らはなぜベンチスタートなんだ。こんなにいい選手がいるのなら、まずは彼らを出すべきではないか。今さら発見を求める必要があるのか。新たにアメリカ大陸でも見つけるつもりか」と皮肉っている。(オルムシュ由香通信員)