MF長谷部誠が所属するフランクフルトは、優勝がかかっていたバイエルン・ミュンヘンに大敗した。

シーズン終盤は6戦未勝利で7位となり、欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場を逃し、欧州リーグ予選からの出場権は手にした。

長谷部は3バックの中央でフル出場。序盤からバイエルンの攻撃に揺さぶられ続け、長谷部がカバーするエリアが広かった。相手エースFWレバンドフスキに競り勝ったり、局面では好プレーも出ていてが。1、4失点目のシーンでは最後のところに体を寄せたが及ばなかった。

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長谷部の一問一答は以下の通り

-シーズンを終えて

長谷部 もちろん素晴らしいシーズンだったともいえると思うし、逆にラストスパートのところで自分たちがいたポジション、残り5試合、6試合かな。その所を考えれば、リーグでもよりいい結果を、取れたんじゃないかという思いももちろんあるし。複雑な心境は心境ですけどね。

-最後の5、6試合の中で、せめてこの試合を何とかしておければと

長谷部 まあホームのアウクスブルク、ヘルタ、あとマインツ戦もですね、3試合で勝ち点1しか取れてないんで。アウェー、ウォルフスブルクでも最後90分で同点に追いつかれているし。タラレバをいったら本当にシーズン通して多くある。どうですかね、自分たちが良く言う”二兎(にと)追うものは一兎も得ず”ということで、自分たちの中ではチャンピオンズリーグも、そしてヨーロッパリーグも両方ね、追っていた中で、その2つを両方とも取ることはできなかったんだけども。だけどその二兎(にと)を追わないと感じられなかったことというのは、いますごい感じているところなので。フランクフルトみたいなチームがこれだけの選手層でそういうところにチャレンジした意味というのを考えないといけないと思うし。そういう意味では最後の7位のヨーロッパリーグ予選からというのは、それを挑戦したご褒美かなって感じているので。個人的にもね、非常に充実したシーズンだったし、この2つの大きな目標を、自分もね、後半戦も、前半戦も最後の1週間だけだったのでケガで休んだのは、ほぼフルで駆け抜けてきて。なんだろ、駆け抜けてきて感じるものはすごく大きかったと思うんで。満足まではしてないですけど、すごく実りあるものでしたけどね。

-このキャリアになっても成長できるというのではすごい1年になった?

長谷部 1年振り返るとね、非常に充実してたし、いい時もそうでないときも両方ありましたけど。やっぱりこの年になってもこう充実して、こういう舞台でね、ヨーロッパリーグとかこういう場所でやれるというのは幸せなことだし。そしてやるだけじゃなくて、自分の成長も感じているので、また来シーズンが、いいシーズンを送った次のシーズンは難しいんですけど、また来シーズンに対するモチベーションをしっかり休んでから考えたいです。

-久しぶりに夏休みらしい夏休み

長谷部 そうですね、まあヨーロッパリーグの予選からになっちゃったんで。また始まるのが早いんで休みがどうなるかはまだわからないですけど。10何年ぶりに代表のないオフに入れるんで。それはそれで、これだけ戦ったんで、ゆっくりして、ゆっくりしたいですね。