DF冨安健洋、遠藤航、MF関根貴大、鎌田大地、FW木下康介が所属するシントトロイデンはホームでヴェステルローに2-1で勝利した。試合は冨安、鎌田、遠藤、関根が先発出場。冨安、鎌田はフル出場。遠藤は前半21分に負傷交代し、関根は後半26分にベンチスタートの木下と途中交代した。

冨安は今季最終戦について「正直言って内容はよくなかったですけれど、ラッキーもあり、しっかり勝つことができました。今日は特に本職のCBが、僕だけでしたので難しい部分もありましたが、声をかけあってうまくやれたと思います」と振り返った。

日本代表に選出されるなど、飛躍のシーズンとなったことについては「この1年がなかったら代表にもなれてなかった」と話し、「それもこれも開幕から僕を信じて使ってくれた監督に感謝しないといけません。監督に会っていなかったら、今の状況になってなかったと思います。この監督に会えて、本当に運が良かったなと思います」と出場機会を与え続けたブライス監督に感謝した。

また、今季公式戦15得点を挙げ、A代表デビューも果たした鎌田はチームがプレーオフ1に進出できなかったことを悔やみ「プレーオフ2でも首位になれなかったし、何も成し遂げれなかった。自分の思ったよりも難しいシーズンだったと思います」と振り返った。

それでも公式戦33試合に出場し、30試合で先発するなど出場機会を多くつかんだことについては「プラスに捉えるべき」と語り「(フランクフルトで)試合に出られず、沈んでいたところを(欧州に)来る前に戻せたというか。ある程度、自信がついた。僕(が変わった)と言うより、周りの見る目を変えることができたかなと思います」と手応えも口にした。

来季以降については「うまく今年をつなげないと駄目。どうなるか分かりませんが、上でやれればゼロというか、スタートにやっと戻れると思います」と話した。