ドルトムントから今季終了までの期限付き移籍で加入していたMF香川真司(30)は27日、自身のツイッターを更新し、トルコでの半年間を「大切な思い出」としたメッセージを英語で記した。

香川は2月3日のアンタルヤスポル戦に途中出場して2得点を挙げて鮮烈な新天地デビューを飾るなど、14試合出場して4得点、2アシストと活躍した。チームも香川が出場した試合で11勝1分け2敗と立て直した。だが残り2節まで優勝争いを繰り広げたが3位で終え、優勝と来季の欧州CL出場権を逃した。

香川は自身のツイッターで「サポート、ありがとうございます。タイトルを逃し、自分が思っていたほど、チームに貢献出来なかったことを残念に思います」と、感謝とともに悔しいシーズンになったことをつづった。さらに「(思うような結果がでなかったが)それでも、チームメートやスタッフ、そしてトルコのサポーターとともにプレー出来たことは、これからずっと僕の大切な思い出になるでしょう」と、最後のあいさつかのようなコメントを掲載した。

香川のデビュー戦以降は、トルコメディアが毎日のように香川の去就を報じていた。完全移籍をして来季も残留する可能性が高いと伝え続けてきた。だが、選手への給料未払いなど財政難で苦しむチーム状況では、1000万ユーロ(約12億5000万円)という高額な移籍金が発生すると報じられていた香川の獲得は、現実的ではない現状。香川もベシクタシュ移籍前から、スペインへのクラブへの移籍を熱望していた。

香川は来季について「さらに努力して、チャレンジします。これからもご理解と応援をよろしくお願いします。ありがとうございました」と記した。公言するスペインを含めたさまざまな移籍先を模索していくとみられる。