日本代表MF久保建英(18)のレアル・マドリード入りを受け、15日までにスペイン紙スポルトなどが交渉内容の一端を報じている。

13歳でバルセロナの下部組織を離れた後も定期的に訪問して関係良好だったが、最後はライバルクラブへ傾いた背景にあった契約内容を紹介。ともに、まず3部相当のBチームで欧州への再適応を求めることは変わらなかったが、2年目からのトップ昇格をバルサは保証しなかったという。一方のレアルは1年のBチーム修行後の昇格、もしくは可能な限り高いレベルのクラブへの期限付き移籍を認め条項に盛り込んだという。久保がなびく要因となった。

年俸もバルサは哲学を貫き、下部組織で育てた選手の上限25万ユーロ(約3125万円)で譲らず。レアルは年俸200万ユーロ(約2億5000万円)を用意したとみられるが、同紙は年俸100万ユーロ(約1億2500万円)と報道。金銭面でも大きな開きがあったようだ。その上でパリサンジェルマンなどとの争いも制した。