トルコ1部ベシクタシュは、MF香川真司(30)再獲得に向けて、資金集めとしてスポンサーを探していると、26日付のトルコ紙ミリエットが報じた。

選手の給料未払いなど財政難のベシクタシュは、高額な移籍金が発生するとみられる香川を迎え入れるため、スポンサー集めを開始したという。獲得が実現すれば多くのスポンサーが付き、クラブにとって資金面で大きな助けになることから、経営陣は香川の移籍を特に重要視していると伝えた。

だが、香川の希望はスペインのクラブへ移籍することであり、獲得には難しい状況だ。スペインへの移籍が実現しなかった場合のみ、再度ベシクタシュと交渉が行われることになっているという。

香川獲得にこだわっているベシクタシュだが、香川の起用法は今季同様、先発ではなく途中出場からのサブ要因になるだろうとも伝えている。

また、ファナティック紙も「サムライ カムバック」との見出しで香川の復帰を報道。サバハ紙は、イングランド2部ウェストブロミッジも香川の獲得に乗り出したと伝え「ベシクタシュにライバル出場」と見出しを立てた。だが、香川は2部でのプレーを望んでいないと報じている。タクビム紙は「香川を欲しがっているのはベシクタシュだけ」と伝えるなど、トルコのメディアではさまざまな報道がされている。